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2023 JANファミリーケアギバーの会ブログ



2023年1月 今月から始まった

ファミリーケアギバーの会ブログページ

情報交換と家族の支援にお役立てください。



プチ旅行したい!介護はどうする?

サポートグループに参加しているAさん、「毎日の介護からちょっと解放されて、旅行でも行きたいな。でも、認知症の母を一人で家においていくわけにはいかないし。。。」そんな時、利用できるサービスとしては、州によって多少の規定の違いはありますが、すでに、在宅で政府(Health Authority)からのホームサポート等の支援を受けている場合は Respite Careとして一時的に施設でお世話をしてくれるサービスがあります。担当のケースマネージャーに相談してみましょう。あるいは、まだ在宅のサービスを受けていない場合で、俳諧等のリスクがない場合はPrivate PayのIndependent Living(Meal, cleaning, recreational activitiesのみ提供)に短期で入居できる施設もあります。直接問い合わせてみましょう。

カナダでの仕事を休んで日本で介護、収入は?

介護を遠隔で日本でしている方々もいますね。一時的に仕事を休んで日本に帰り介護する方も多いかと思います。そんな時は、Family Caregiving Benefit というEIがありますので、参考にしてみてください。海外での介護のために仕事をお休みする場合にこのEIは適用されます。期限は制限されますが。リンクを参考まで御覧ください。

サイトリンク


お母さん、ERで大暴れ!

施設に住んでいるBさんのお母さん、調子が悪くなって、ERに行くことになりました。ところが、ERでドクターやナースから逃げ回り、血液検査や薬も拒否、暴言を吐いたり叫んだりとてんやわんやの大騒ぎとなりました。急に認知症が悪化したのか?どうしたの?付き添ったBさんもどうしていいか、かなり動揺そして混乱していました。「大丈夫!」「こういうことはよくあるのよ!」とナースの方達が言ってくれたそうです。そうですね、その通り!認知症の方にとって、新しい環境、新しい人、馴染みのない音、見慣れない器具、早いペース等は大きな刺激でOverstimulateされてしまいます。さらに、身体の調子が悪い。そういった状態が重なり、一時的に大きく混乱してしまうのです。その反応として、逃げ回ったり、叫んだりといった行動が出てきまいます。Bさんは動揺したと同時にドクターやナースに迷惑をかけて申し訳なかったと罪悪感と恥ずかしい思いをしたと言っていました。でも、こういうことは病院では本当に日常的に起こっています!ナースやドクターは慣れています!慣れているというか、こういうことは起こって当たり前と思っています!だから、大丈夫!

こんな時、介護者の方は、その状態から気持ちを一歩引いて、深呼吸。落ち着いてみましょう。認知症の方は介護者の表情に反応することも多々あります。介護者が慌てると、認知症の方はそれを見てさらに慌てます。介護者の方は落ち着いていれば、それを見て落ち着くこともあります。あるいは、その場を離れ、ドクター、ナースにお任せし、少し時間がたったら、戻るというのもいいかもしれませんね。

Bさんのお母さんもその後落ち着いて、無事施設に戻られました。ここでの学びは、ERで暴れても大丈夫!認知症の方にとって環境の変化は大きな負担になるので、本当に必要な緊急の時のみERに連れて行き、なるべくGPに診てもらうことにしましょう。


便利グッズは早めに導入!

Mさんの旦那様は初期認知症です。忘れっぽいですが、日常のことはほぼ自分でできます。運動好きで、毎日歩いて健康的です。ジムより歩くのが好きなタイプ。Mさんは時間が経つにつれて、迷子になることを心配しないといけないかなと思っています。歩くことが大好き。つまり、旦那様にとって歩くことがQuality of Lifeの一部です。それをなるべく継続するためには、今から準備しておくことが重要。最近はいろいろなGPSデバイスがでています。迷子になっても、見つけることができます。そのためには、GPSデバイスを早めに、認知症が軽いうちに身に着ける習慣をつけつことが重要です。認知症は進むと新しいことを学んだり、新しい習慣を身に着けることがほぼできなくなります。その前に、役立つデバイスの導入を!GPSデバイスに関しては携帯よりは身に着けるタイプのものを毎日身に着ける習慣をつけるようにしましょう。眼鏡や洋服と同じ感覚で日常的に身に着けられるように。参加者の方のおすすめはGPSやMedic Alertは腕時計タイプやネックレスタイプ。


GPSデバイスの他にもカレンダーの話しがでました。日にち及び時間を把握するというのも、日常のルーティンのために重要です。「今日」がいつなのかわからない人に「今日」を認識してもらうには、月別カレンダーは通用しません。いわゆる「日めくりカレンダー」が最適です。さらに、自分がめくらなくても自動的にめくられるカレンダー。今や、デジタル時代。その日付けと時間だけが表示されるシンプルなデジタル時計を選びましょう。見やすいように、大き目がいいですね。その時計も認知症初期の時から導入することが重要。認知症が進んでからでは新しい時計を理解することができません。慣れたものしか認識できないのです。





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