top of page

2024 MAR ファミリーケアギバーの会 ブログ

更新日:3月22日


2024年3月

ファミリーケアギバーの会ブログページ

情報交換と家族の支援にお役立てください。




施設に入っても、続く家族介護。ちょっとお休みしましょう! 

Eさんのお母さんは1月早々に施設に入居することになりましたが、その後、2月に希望の施設に空きが出たため、その施設にまた引っ越しすることになりました。環境がさらに変わったり、スタッフがかわったり、アクティビティーがかわったりと変化続きで、その変化にお母さんがついているのが大変である一方、Eさんは、お母さんの不満への対応、スタッフにお母さんのニーズについて理解してもらうためのアドボカシーに大忙しです。

お母さんは以前の施設にはレジデントも使える電話があったのに、新しい施設にはないため、Eさんに電話できず不満だったり、隣組さんからのお弁当が来ない(実際は来てます)からもう継続しないとかE さんに言ってきます。

Eさんは お母さんはもともと目が不自由なのに加え、部屋が暗いので明るくするようにスタッフに頼んだり、お母さんに合うアクティビティーが少ないので、何か良いアクティビティーがないかと考えたり、お母さんのための環境作りで週3回施設に行くことになったEさんはすっかり疲れてしまいました。今週は訪問回数を減らす予定です。 


大丈夫です、ちょっとお休みしましょう!


完璧でないとしても介護してくれる人が施設にはいます。家族介護者にお休みは重要です。介護者は肉体的に大変なこともありますが、多くの介護者の方はこうした環境作りや介護されている人のニーズを回りに伝えるアドボカシー、介護等の方向付けの決定、介護のアイデア作り、施設以外のサポート探しなどにエネルギーと時間、なかなか十分な介護ができないという罪の意識や精神的苦痛を経験します。身体共に、精神や頭も休めないとストレスをためる一方です。自分のことも大切に。少し意識を切り替えて、自分にやさしく、一日でも自分の時間を作るようにしましょう。自分でしたいことをして、一日でもいいので「介護」だけでなく、「私は家族介護者としてこうしなければいけない」という自分自身の考えからも自身を解放しみてください。ちょっと肩の力が抜けるかもしれません。「今日はここまで」という区切りを自分の心の中につくって、「意識の切り替え」をしてみましょう。「介護は今日はここまでやる」、」「介護のことを今日はここまで考える」、でもそのあとは、「自分のしたいこと」をする。意識や気持ちの切り替えは重要です。 


認知症介護、家族が同じ方向みてますか? 

Nさんは自宅でお母さんの介護をしています。昨年9月には元気な赤ちゃんも誕生し、お母さんもお孫さんのお手伝いを楽しくしているようです。Nさんのご主人も子育てやらお母さんの介護やら積極的に協力してくださり、Nさんもとても感謝しています。一方で、認知症を抱えたお母さんへの期待が旦那様とちがうことを感じるようになりました。


Nさんはなるべく今の状態が続くように(現状維持)を目標にしていますが、旦那様はまだ物忘れなど回復する可能性もあると考えているようです。そこで、ギャップを感じることもあるし、意見の食い違いもでてくるようです。認知症の方の改善のポテンシャルの見解のちがいということでしょうか。参加者のみなさんにも考えさせられることがあったと思います。 


認知症のどの段階なのかにもよると思いますが、初期の場合にはまだまだ新しいことを学んだり、慣れたりする可能性は多々あると思います。他の慢性疾患と同様に、完治することのない病いが進行していくにつれ、一番重要なのはその人の「生活の質」だと捉えられます。「その人にとって、毎日気持ちよく生活すること」が重要で、介護の視点も「治す」ことや「その人の機能、能力を高める」ことより「気持ちのよい生活ができる」方に移ってきます。「気持ち良い生活」あるいは「生活の質」の意味は人によってちがいます。けれど、主には「苦痛のないこと」ではないでしょうか。イライラせず、穏やかに過ごせることではないかと思います。


Nさんのお母さんの認知症の進行を見ながら、お母さんにとってできる限り「穏やかに過ごせる」状態というのは、現状維持なのか、機能の回復を求めることなのか、家族がお母さんの反応を見ながら決めていくしかないのかもしれません。周りに関わっている人とも相談しながら、判断していくのがいいのかもしれません。ケースマネージャーや医師に家族で相談に行き、認知症がどれくらい進んでいるのか、家族としてできることは何なのかを話し合うことも認知症の本人にとっても、介護する家族にとってもいいことだと思います。 


ケアやアクティビティーへの参加拒否 - 認知症あるある 

以前にも出た話題ですが、今日も参加者の数名の方から、認知症のご家族がお風呂の介助やアクティビティーの参加などを拒否するという話題がでました。


認知症のある方にはよくあることです。認知症がなくても、日常私たちも面倒くさくなって気分が乗らず、運動や日常やっていることをお休みすることもあります。疲れていたお風呂に入らず寝てしまうこともあります。そういった現象が認知症の方にも同じように起きているかもしれません。けれど、日常私たちが普通にやっていることが、認知症の方にはとても大変なこともあります。お風呂もアクティビティー(お散歩や施設でやるアクティビティー、外出など)も身体だけでなく、脳を使っているわけですから、脳の機能が低下している認知症の人には大仕事です。ですから、その大仕事が大変すぎて何ごとにも「いや」「No」と言ってしまいがちです。これが、認知症の症状の一つともいえます。


説得するより、無理な時はそのまま、あるいは他のお話しをしながら、ゆっくりお風呂やアクティビティーに移動するなどの工夫が必要です。認知症がどれくらい進んでいるかにもよりますが、理屈や説得は上手くいかない場合が多いです。理屈や説得を理解するのがさらに脳の負担になり、さらに「No――――」「いやーー」になるからです。


Nさんのお母さんは歯医者さんの待ち時間が長い時、じっと待っていることができないので、歌をうたったりしながら気を紛らわせて待ったりします。こういった工夫の仕方で「拒否」に対応することもできます。こういう工夫の仕方をいくつか持っておくといいかもしれません。こういった拒否がかなり頻繁になり、暴言やイライラが多くなるとそれを軽減するため薬も使うことがありますが、薬は最後の手段としてとっておいて、いろいろな「拒否」に対する工夫を先にしてみるのも大切なようです。 


介護にかかわるヘルスケア・システムの使い方 - カナダと日本 

Mさんのお母さんは日本にいます。Mさんは遠隔介護をしています。日本のケアマネさんは毎月お母さんのアセスメント等をして、毎月ケアのアップデートをしてくれるそうです。さらに、通所などとも連携しコミュニケーションも上手く取れているようです。


カナダでは州によって介護のシステムは違うとはいえ、どの州もほぼ同じような形で運営されているようです。BC州ではHealth AuthorityのHome Healthが介護に関する業務をしており、ケースマネージャーが各クライアントについています。けれど、BC州では毎月アセスメントをするというシステムはありません。医師、家族、すでにケアに関わっているスタッフからの懸念がケースマネージャーに伝わらない限り、年に一回のレビューの時以外連絡がくることはあまりありません。もちろん、リスクの高いクライアントには頻繁にレビューはあるかと思いますけれど。。。


家族や介護に関する懸念がある場合は、積極的にケースマネージャーに連絡することが必要だと思います。遠慮せず、電話して心配ごとを話すというのは重要です。ケースマネージャーは家族等から連絡があれば対応する義務があります。必ずしも、懸念することに関して解決策があることは確約できないとしても、なんらかの懸念があることをケースマネージャーに知らせることは重要です。そういった懸念が積み重なって、具体的な改善策がみつかることもあるからです。残念ながら、家族介護者はその地域の介護システムにそって、対応しいかなければなりません。 


まだ、介護をうけておらず、ケースマネージャーはいないけれど、なんらかの介護が必要と思った場合は、BC州の場合は介護が必要な人の住所に応じたHealth AuthorityのHome Health Intake Lineに連絡し、介護の査定を依頼することが必要です。具体的にどんな介護がしてほしいのか明確に伝えることが必要です。Home Healthはお風呂や着替えの介助、薬の管理、デイケア、施設入居の査定が中心です。 


オンタリオ州には家族介護者のPeer mentorというサービスを提供している団体があるようです。参考までにリンクをご紹介します。サポートグループの参加者の方からの紹介です。 

 

3月の便利グッズ 

Image of Water Leak Sensor Alarm
Image of Starfish Bath Alarm


お風呂のお湯があふれないように!

お湯を出しっぱなしで忘れたらたいへん!

アマゾンカナダでも販売してるようですね。ウエブサイト情報はこちら。










他にも、大人から子供までお風呂で使いたい、かわいらしいアイテムとして。

Comments


bottom of page