February 3, 2023

2023年4月より
「ファミリーケアギバーの会ブログページ」
を開設いたしました。
情報交換と家族の支援にお役立てください。
入れ歯どうする?
参加者Aさんのお母さんは80代で、歯も悪くなり、歯医者さんから入れ歯の話しが出てきました。食べるのが大好きなお母さんですから、入れ歯をしたらどうかとAさんも考えています。でも、入れ歯は作るために、口の中の治療にも認知症だと嫌がって大変。入れ歯も歯茎がやせてくると合わなくなって、また作り直しもでてきます。入れ歯といっても口の中に入れる異物ですから、認知症をもったお母さんがなれるかどうかもわかりません。認知症が進行してから、初めて入れ歯をいれるのはとても大変です。良い点、悪い点をよく考えて入れ歯をどうするか考えてみましょう。入れ歯をしなくても、ある程度歯が残っていればそれで食を楽しめる場合もあるでしょう。それは個人それぞれです。
うそも方便、気持ちが大切 - QOL (Quality of Life)を大切に!
Bさんのお母さんは最近尿漏れが多くなり、下着からプルアップに代わりました。ご本人はとてもお洒落で、プルアップに代わるなんてあり得ません!とはいえ、紙おむつと普通の下着の区別はつきません。お母さんのDignityを保って、気持ちよく過ごしてもらうために、Bさんは使用済みのプルアップを引き出しからみつけたら、「これは洗濯にまわしておくね」と一言いって、後でゴミ箱に捨てます。ここで、「なんでプルアップをこんなところに!」とか「プルアップは捨てなきゃだめよ!」と言ったら、言い合いが始まったり、お母さんのDignityを傷つけます。細かいことにとらわれず、お母さんを正そうとか変えようとかせず、それはそれで流して、嘘も方便ということで気持ちよくQOLを重視していきましょう!
認知症おすすめ本 認知症の歩き方